現在、リーグ戦5試合を終えてチームは6位。
優勝を目標にスタートしたが、2勝2敗1分けという結果は、望んでいた結果ではない。
第3節 Khaan Khuns戦は4-2で勝利したものの、内容が悪かった。
その流れを引きずってしまい、第4節 Anduud City戦は2-1で敗戦。
第5節 Athletic 220戦は勝てるチャンスを逃して3-3の引き分け。
内容、結果共に厳しい状況である。
このような結果が出ない時期は、精神的にとても辛い。
それは、人間誰しも皆一緒だ。
自分が手にしたいもの(=結果)があるのに、手に入れていない状況だから、苦しいとか悔しいという感情が出てきて当然である。
しかし、この結果が出ていない時期だからこそ、改めてやるべきことは何なのか。
”自分への戒め”という意味も含めて、今回はブログは
『結果が出ないときの、超一流の行動』
を、ご紹介します。
目次
自己を肯定する
まず、結果が出ないときに人間は以下のように考えてしまいがち。
・今まで以上にもっと頑張ろう
・血のにじむような努力がもっともっと必要だ
・やり方を大きく変えてみよう
間違いではないが、このような思考には危険が伴っている。なぜなら、
「今の自分はダメだ」
「自分が間違っている」
「努力が足りていない」
と、これまでの自分を否定しているから。
例えば、いまの僕自身の状況に置き換えて考えてみると…
・過去2シーズン、FCウランバートルで残してきた結果や努力を評価してくれているので、今年もチームが僕と契約してくれている
・モンゴルだけではなく、他の国へも挑戦し続けたことでサッカー選手として成長し続けている
・自分が行動を起こし、様々な経験を重ねて、人間としても成長している
大雑把にではあるが、僕自身が努力して積み重ねてきたモノがあるので、今の自分が存在する。
決して努力が0だった訳ではないし、行動を起こしていない訳ではない。
※決して「オレ凄いだろ!」自慢したい訳ではありません。客観的に自分を分析して「自分が努力して積み重ねてきた部分があるよね」ということを確認したまでです。
結果が出ないと、つい自分を疑いたくなる。
だけど、まずは自分自身が努力してきたことを今一度確認することが必要。
なぜなら、結果が出ない時は『自信』を失いやすい状況だから。
自信とは文字の通り、自らの能力や価値を自分自身で信じること。
この自信が無ければ、結果は遠のくばかり。
まずは、過去の自分の頑張りや努力を認めて、自信を失わないように心がけることが必要。
現状把握と改善
過去の自分を認める作業が重要なことは先に説明した通り。
しかし、現状は結果が出ていないのが事実。
次に必要な作業は『何が現状問題なのか把握する』こと。
現状を客観的に分析し、問題点を把握する。
例えば、今のチーム状況を考えると守備に関して問題がある。
※他チームの人が見る可能性があるので、細かい内容は控えます
その問題点に関して、まずは自分自身ができることをピックアップする。
そして、その問題を解決できるように行動に移す。
このような状況では、日本人が大好きな『反省』をしてしまいがちだけど、僕が必要だと説いているのは『改善』。
似ているけど、全然違う。
『反省』は、自分の行動や思考、あり方や捉え方を振り返って、それで良かったか考えること。
『改善』は、自分の行動や思考、あり方や捉え方を振り返って考えた結果、良くなかった部分を改めて良くすること。行動に移すこと。
良くない部分を冷静に分析できても、それを実際に行動に移さなければ、現状と何も変わらない。
よって、必要なことは『改善』。
現状を客観的に分析し、改善することが重要。
焦らずコツコツ積み重ねる
過去の自分自身を認め、自信を持つ。
そして、問題点を分析し、改善する。
ここまで、当たり前のことしか書き記していない。
しかし、結果が出ない時はこの『当たり前』が疎かになりがち。
何が言いたいかというと、
結果が出ない時の超一流の人間の行動は、『焦らず、毎日コツコツ』であるということ。
やるべきことは大きく変わらない。
結果を掴むために、日々のトレーニングに真剣に取り組み、怪我が無いように身体のケアをして、心身ともに100%の状態で試合に挑む。
ただ、現状の問題点はしっかり把握して、改善を加える。
その当たり前の作業を、結果が出ていない時でも積み重ねること。
それが、『結果が出ないときの、超一流の行動』。
まとめると、
①自己を肯定する
②現状の問題点を分析し、改善を加える
③やるべきことを日々積み重ねる。合言葉は『焦らず毎日コツコツ』
先日の試合の写真。
結果が出ていないせいか、なんとも険しい表情。
次は、良い表情で写真を撮ってもらえるように、ブログを書いている今この瞬間から、やるべきことを積み重ねます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
大津一貴