2020年・東京五輪の開催を間近に控えた今、海外から日本へ多くの選手団が来日しています。
その反面、新型コロナウイルスは私たちの生活に猛威を振るい続けており、この状況下で「本当にオリンピックを開催して良いのか?」という声も多く上がっているのが現実ではないでしょうか。
しかし、サッカー選手の端くれである私の場合、どうしても「アスリート目線」で五輪を捉えてしまいます。
「人生を懸けて競技と向き合ってきた選手たちの晴れ舞台を潰して欲しくない」
というのが、個人的な想いです。
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私自身も、僅かな可能性に賭けて欧州のリトアニアに渡航したのは先月の話です。
しかし、様々なことが起きて帰国することになったのが先日の話し。
世界中の混乱が収まらない情勢であっても、自分の夢や目標に向けて海外に活路を見出したいと思っている人は、少なからず存在するでしょう。
私のように、サッカーで海外にトライアルを受けたい選手もいるはずです。
そこで今回は、【コロナ禍の海外渡航】で注意することをまとめました。
目次
入国制限
まずは、渡航する国の「入国制限」について調べておきましょう。
- PCR検査
- 隔離期間
- 隔離費用
最低限、上記のことは調べておく必要があります。
外務省や日本橋夢屋のサイトを記載しますので、参考にしてみてください。
外務省HP:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/
日本橋夢屋:https://www.tokutenryoko.com/news/
他にも、コロナ以前は観光ビザ(ビザなし)で入国できた国が、何かしらのビザを所持することが入国の条件に組み込まれいるケースも多く見受けられます。
また、PCR検査の陰性証明に関しても、
「“出国”前、◯◯時間以内の証明」
「“入国”前、◯◯時間以内の証明」
のように、国によって記載されている条件が異なります。
現地の状況により、入国条件は随時変化するので、常に最新の情報をアップデートしておきましょう。
現地の規制状況
仮に入国できた場合、次に調べておくべきことは「現地の規制状況」です。
- ロックダウンや外出規制
- ワクチン
これらに関することは、事前に確認しておきましょう。
その国によって法律が異なるように、コロナ関連のルールも国によって異なります。
ロックダウンを実施していなくても外出時間に制限があったり、公共の場ではマスクの着用が必須であるなど、様々な現地のルールが存在します。
外国人であったとしても、「知らなかった」では済まされないので、事前に確認しておきましょう。
■各国のルールについて(引用:日本橋夢屋HPより)
また、ワクチン接種の有無により、ルールが異なる可能性も考えられます。
ご自身の接種状況と現地の情報、両方を照らし合わせて確認してください。
帰国後14日間の自主隔離
最後は、「帰国後14日間の自主隔離」についてです。
- 出国72時間以内のPCR検査・陰性証明(書式指定あり)
- 入国翌日から14日間待機する滞在場所の確保
- 政府指定の国や地域に過去14日以内の滞在歴がある場合、検疫所の確保する宿泊施設等で入国後3日間の待機(場合によっては6日目)
- 公共交通機関の利用不可(国内線含む)
- 誓約書の提出
- 複数の指定アプリをダウンロード
- 入国時のPCR検査(空港内) etc…
2021年7月17日現在、海外から日本へ入国する人(日本国籍を含む)に対して、様々な入国ルールが定められています。
■入国条件に関しては、下記のサイトを参考にしてください。
- 外務省HP:日本への入国措置制限
- 厚生労働省①:水際対策の抜本的強化に関するQ&A
- 厚生労働省②:帰国された皆様へ
様々な入国条件をクリアした後に14日間の自主隔離となりますが、地方にお住まいの方は特に注意してくだい。
国内線(公共交通機関)の利用が禁止されていますので、地方に住まいがある方は帰国後すぐに自宅へ戻れない可能性が考えられます。
例えば北海道に住まいがある私の場合、新千歳空港の国際線は現在閉鎖されており、7月に欧州から日本に帰国する際は成田空港を利用しました。
しかし、国内線が利用できないため、自宅のある北海道へ帰宅するには14日間の自主隔離期間を終えなければ戻れないのです。
また、今後のコロナの状況によって入国の条件は変更される可能性も考えられるので、常に情報を確認しておきましょう。
まとめ
コロナ禍の海外渡航にて注意することは、
- 入国制限
- 現地の規制状況
- 帰国後14日間の自主隔離
以上の3つです。
なかなか難しい状況ではありますが、これから海外へ渡航する方にとって少しでも参考になれば幸いです。