今回のブログは、自己肯定感を上げる方法を説明していきます。
実践編です。
具体的に、どのように自己肯定感を上げるのか、脱サラ海外リーガー目線で解説していきます。
※注意
なぜ、自己肯定感が大切なのか。
ここを理解していなければ、無理に実践だけをこなしても逆効果です。
自己肯定感について、過去に書いたブログをご覧下さい。
目次
①人生のビジョンを明確にする
自分の望む人生の明確化です。
あなたは、人生に何を求めて生きていますか?
こう聞くと、どうしても夢や目標という言葉に置き換えてしまいがちです。
しかし、ここで言う人生のビジョンとは、夢や目標のことではありません。
あなたが、魂レベルで望んでいることです。
具体的に説明していきます。
例えば、「お金が無いから、年収1億円稼ぐようになりたい!」という人がいたとしましょう。
一見、とても野望があって、素晴らしい夢を語っているように思えます。
しかし、最初の言葉に注目してください。
「お金が無いから…」
”お金が無い”という現状に、不満を抱いている証拠です。(=欠乏感)
きっと、この夢は叶う確立がガクンと下がります。
「見た目がイケていないから、モテてるようになりたい!」
「自分は下手だから、サッカーが上手くなりたい!」
「周りが結婚しているから、早く結婚したい!」
これらも同じく、今の自分に不満を抱いている状況(=欠乏感)から作った夢や目標です。
この言葉の裏には「現状の自分は駄目だ…」が隠れています。
夢を語っているようで、実は自分自身を自己否定をしているのです。
この欠乏感から夢や目標を作ってしまうと、もしその夢や目標が叶わなくなった瞬間、更に自己肯定感が下がります。
自己肯定感を上げたいのに、まったく逆の効果が出てしまいます。
なので、ビジョンの明確化はとても重要です。
逆に言うと、このビジョンの明確化さえできれば、自己肯定感は自然と上がっていきます。
まずは、しっかり自分自身と向き合いましょう。
最初に挙げた”1億円を稼ぐ”という例の場合、
「自分の街にサッカー専用スタジアムを作りたいから、年収1億円稼ぎたい!」
だったとしましょう。
この言葉の裏には
「サッカー専用スタジアムを作って、街の人達がサッカーを通じて笑顔になる場所をつくりたい」
が隠れています。
更に紐解くと、
「人に貢献したい」
という、自分が魂レベルでやりたいことに繋がってきます。
これが、”人生のビジョンを明確にする”ということです。
では、どうすれば自分のビジョン(魂レベルでやりたいこと)を明確にすることができるのか。
具体的な方法です。
自分自身に以下の質問をします。
「もし、明日死ぬとしたら?」
は、ちょっと現実的ではないので…
「もし、自分があと余命3ヶ月だったら…」
これを、自分自身に質問してみてください。
そして、残り3ヶ月の人生で、やりたいことを紙に書き出してみて下さい。
その時、お金や世間体は完全に無視してください。
どうしても、自分の思考にロックがかかってしまう人は、「自分が今、10億円を手元に持っている状況で、残りの余命3ヶ月」に変換してみてもいいかもしれません。
とにかく、自分が生きているうちにやりたいこと。
これを明確化をします。
そうすると、自分が魂レベルでやりたいことが、少しずつ見えてきます。
まずは、紙に書き出してみましょう。
箇条書きで構いません。
やりたいことを書く際の注意点を1つ。
なりたい姿になっている自分を、明確にイメージしながら、書いてください。
これは、潜在意識に刷り込む作業でもあるからです。
まずは、なりたい自分を明確にイメージすることだけを意識して、取り組んでみて下さい。
例えば…
もし、世界で活躍するプロサッカー選手になりたいとしたら…
その自分は、具体的にどこの国で、どのようなプレーをするのか。
その自分は、ファンやサポーターに対して、どのような立ち振舞いなのか。
その自分は、チームメートやスタッフと、どのような人間関係を築いているのか。
とにかく、細かい所まで具体的にイメージしてみましょう。
そうすると、なりたい自分を想像するだけでワクワクしてくるはずです。
このワクワクの感情が湧いてきたら、望む人生の明確化はパーフェクトです。
まずは、紙に書き出してみることからチャレンジしてみて下さい。
僕も、この作業を定期的に行っています。
※潜在意識については、また別の機会にブログで詳しく説明します。
②姿勢を整える
「何を言っているんですか、大津さん。私は自己肯定感を上げたいんですよ!!」
こう言われてしまいそうですが、自己肯定感UPと肉体は深く繋がっています。
詳しく説明していきます。
人間の身体と心(脳)は密接に繋がっています。
例えば、がっかりした時や悲しい時、以下の画像のような姿勢になります。
逆に、嬉しい時や楽しい時は、以下の画像のようなイメージでしょうか。
人間には、その時々の感情を、姿勢や表情に表して外部に発信し、他人に伝える機能が備わっています。
これは、ポジティブな場合もネガティブな場合も、どちらも一緒です。
これを、人間は無意識レベルで行っています。
この機能を、逆に上手く利用しようというのが、脱サラ海外リーガー流の自己肯定感の上げ方。
回路を逆転させます。
例えば…
電流を流す → モーターが回る
モーターを回す → 電流が流れえる
これは、人間の身体と心(脳)でも一緒です。
ポジティブ → 姿勢が整う
姿勢が整う → ポジティブ
これを実行することで、自己肯定感が上がりやすい状態を作ります。
具体的には…
Ⅰ.背筋を伸ばす
Ⅱ.顔を上げる
Ⅲ.まっすぐ立つ
以上です。
これは、紙に書く必要もないし、すぐに実践できます。
パソコンとにらめっこすることが多い現代人が、うつ病にかかりやすいのは、悪い姿勢で長時間いることも、原因の1つと言われています。
パソコンやスマホを使う際、ちょっとだけ姿勢を意識してみましょう。
些細なことの積み重ねが、自己肯定感UPに繋がり、より豊かな人生を送ることに繋がります。
そして、①人生のビジョンを明確にする、で明確にした理想の自分が、どのような姿勢でいるか、想像してみてください。
きっと、笑顔で前向きな、自信に満ち溢れた姿であるはずです。
その理想の自分の姿を想像し、現在の自分にも同じ姿勢を設定しましょう。
形から入ることで、内面も理想の自分へ自然と近づいていきます。
まずは、騙されたと思って3日間続けてみてください。
きっと、小さな変化に気付くはずです。
③リフレーミング技術を身につける
■リフレーミング
リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。 ※出典 ウィキペディア
なんだか分かりにくいので、脱サラ海外リーガー流で説明していきます。
サッカーのPK(ぺナルティーキック)を例に考えてみましょう。
A.悲観的な場合
もし、PKキッカーがシュートを打つ前に
「PKのキッカーがゴールを失敗する確立は20%です。」
と言われたらどうでしょう。
不安や恐怖という感情が生まれます。
その結果、PKを失敗する確立が20%だったのに、恐怖や不安という感情のせいで、更に失敗する確立が高まるかもしれませんね。
B.楽観的な場合
もし、PKキッカーがシュートを打つ前に
「PKのキッカーがゴールを成功する確立は80%です。」
と言われたらどうでしょう。
安心や希望という感情が生まれます。
その結果、PKを成功する確立が80%だったのに、安心や希望という感情のおかげで、更に成功する確立が高まるかもしれませんね。
というように、
同じ出来事でも、プラスの側面にフォーカスを当てる技術のことです。
この場合、
A.「 PK失敗率は20%です。」
B. 「PK成功率は80%です。」
どちらも同じPKの確立の話しです。
しかし、マイナスの側面にフォーカスするのか、プラスの側面をフォーカスするのかで、人間の心理状態は変化し、結果的に行動にも影響が出ます。
この場合、PKという物事に対してプラスの意味付けをすることにより、PKの成功率高める。
その結果、PK成功となります。
これは、サッカーのPKだけではなく、人生に起こる物事全てに対して共通する事実です。
人生、必ずしも良い時だけではありません。
嫌なことも必ず存在します。
物事には必ず、陰と陽、光と影、プラスとマイナスが存在します。
①人生のビジョンを明確化する、にて明確になった理想の自分はどのような思考をするでしょうか。
具体的に行う行動は、
「理想の自分は、どう思考するだろう?」
この質問を、自分自身に問いかけることです。
この質問をすることで、どんな物事に対しても、プラスの側面を見る思考癖を身につけます。
人生における嫌な出来事も、場合によってはプラスのエネルギーとなり、より豊かな人生へと繋がるのです。
僕の人生が1番良い例かもしれません。
癌を患う。
という、人生最悪な出来事に直面しました。
しかし、その出来事から
「自分の理想の人生って、どういう人生なのだろうか。これをじっくり考える良い機会だ。」
と、プラスの側面にフォーカスしました。
「大好きなサッカーをもう一度プレーし、プロサッカー選手になるぞ!」
という結論に至り、現在はプロサッカー選手として、サッカーでお金を稼ぐことができるようになりました。
癌という、最悪と思われる出来事に対し、その中でもプラスの側面に焦点を当て、理想の自分になる為のエネルギーに変える。
結果、理想の自分を手に入れる。
この好循環を生むために、リフレーミングという技術を身につけましょう。
何度も言いますが、
「理想の自分は、どう思考するだろう?」
この質問を、自分自身にするだけです。
実践してみましょう!
まとめ
①人生のビジョンを明確にする
Ⅰ.「もし、自分があと余命3ヶ月だったら…」これを、自分自身に質問する。
Ⅱ.残り3ヶ月の人生で、やりたいことを紙に書き出す。
②姿勢を整える
Ⅰ.背筋を伸ばす
Ⅱ.顔を上げる
Ⅲ.まっすぐ立つ
③リフレーミング技術を身につける
Ⅰ.自分自身に「理想の自分は、どう思考するだろう?」という質問をする
以上の3ステップを行うことで、自己肯定感がグッとあがります。
その結果、幸せなの人生を送る、理想の自分が自然と手に入るようになります。
このステップを踏むことにより、自分では気付かないうちに、自然と理想の自分を引き寄せられるようになります。
是非、実践してみてください!
他人の貢献に生きる、脱サラ海外リーガー
大津一貴