プロサッカー選手を目指す人必見!サイヤ人の自己肯定感

プロサッカー選手を目指す人必見!サイヤ人の自己肯定感

悟空べジータ

漫画のドラゴンボールに出てくる、最強のサイヤ人である二人。

しかし、作中ではべジータが、悟空を超えることはできませんでした。

誇り高き戦士であるべジータ王が、なぜ下級戦士のカカロット(悟空)を越えることができなかったのか。

自己肯定感という視点から考えてみます。

そして、これをサッカー選手にも当てはめて考えてみようと思います!

(ドラゴンボールをよく知らない!?そんなの聞こえません!笑)

※アイキャッチ画像出典(https://divnil.com/wallpaper/

目次

ベジータは自己肯定感が低い

結論から述べると、

悟空→自己肯定感が高い

べジータ→自己肯定感が低い

この差が大きな要因でしょう。

詳しく解説していきます。

ベジータと聞くと、どのような人物像を想像しますか?

プライドが高い、自信家、結果主義、孤高の一匹狼…

ざっと、こんなところでしょうか。

ベジータのセリフからも、プライドの高さが伺えますね。

「こんなことがあってたまるか。オレは超エリートだ。あんな下級戦士に負けるわけがない!」

「ちくしょうめ、オレはサイヤ人だ。世界で一番強いんだぞ!」

どちらも、悟空との戦いでのセリフです。

このセリフからも分かるように、ベジータは常に

『オレは○○であるべきだ!』

『オレは○○でなければならない!』

という条件付けをしています。

自己肯定感が低い証拠です。

そして、フリーザのような戦闘力最強の敵を目の前にした時、自分の力ではどうしようもできない現実を突きつけられました。

その瞬間、

「ガチガチ…」

と震えて泣いてしまいます。

※漫画『ドラゴンボール』より

自己否定し、自分の価値を見失い、絶対に勝たなければならないという条件をクリアできなかったので、涙を流したのでしょう。

フリーザに勝てない=失敗

失敗→過ち→自己否定

これがベジータです。

本当はめちゃくちゃ強し、彼のストイックさがあれば、これからもっと強くなれる可能性があるのに…。

もったいないです。

「ま、いいかっ!」と言える天才、悟空

対して、悟空。

僕の分析によると、自己肯定感がめっちゃ高いです。

皆さんの悟空の人物像は、どのようなサイヤ人でしょう?

素直、明るい、真面目、優しい、能天気、無邪気

僕の悟空はこんなイメージです。

そして、悟空を象徴するセリフ

「ま、いいかっ!」

※アニメ『ドラゴンボール』より

この一言こそが、悟空の自己肯定感の高さを表す代名詞でしょう。

強い相手が現れた、敵のトドメを刺さなかった、奥さんのチチに怒られた。

それでも

「ま、いいかっ!」

なのです。

悟空は、自分よりも強い敵が現れるとワクワクします。

「おめぇ~、つよそうだな。。。」(ワクワク)

それは、純粋に自分が強くなりたいから。

ベジータは、相手との比較で強い自分を保ちたいのに対し、

悟空は、敵と戦っているようで、自分自身と戦っています。

なので、強い敵が現れても、新しい自分への挑戦と捉える事ができるので、ワクワクの感情が生まれるのです。

仮に敵に負けた時でも、

敵に負けた=失敗

失敗→過程→自己肯定

これが悟空です。

弱い現状の自分を受け入れて、修行し直す。

その結果、更に強くなった自分に成長します。

成長のスピードがめちゃくちゃ早いので、また次に敵と戦う時には、その敵を倒してしまうのです。

僕は、悟空のことを、『自己肯定感のスペシャリスト』と勝手に呼んでいます。

まとめると…

ベジータは

失敗→過ち→自己否定

なので、自己肯定感が低い

悟空は

失敗→過程→自己肯定

なので、自己肯定感が高い

物事への捉え方の違い。

自己肯定感の低さ。

これが、ベジータが悟空に勝てなかった理由だと、脱サラ海外リーガーは分析しています。

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ブラジルのクラッキも自己肯定感が高過ぎる説

では、悟空のようなサッカー選手を例にとって分析します。

1番しっくりくるのが、元ブラジル代表のロナウジーニョ

僕が子供の頃に憧れた、大好きなサッカー選手の1人です。

※出典(https://www.fcbarcelona.jp/)

ロナウジーニョは、とにかく「サッカーが大好き」

この気持ちが常にベースです。

なので、いつもニコニコしながらプレーしていました。

特に、バルセロナ時代のプレーは圧巻でした。

悟空と同じく、ワクワクの感情を持ってプレーしています。

きっと、相手選手との比較ではなく、自分自身が納得するプレーをすることに集中していたからだと思います。

「ゴールを決めたらマジ最高!」

「エラシコで相手を抜けたら面白いな!」

「背中でパスも出せちゃいそうだな!」

本人に聞いてみないと分かりませんが、頭の中で上記のような会話を、自分自身としていたのではないでしょうか。

「ゴールを決めなければならない。」

「エラシコを使わなければならない。」

「背中でパスをしなければならない。」

もし、こういう思考だったとしたら、チャンピオンズリーグやW杯という大舞台で、あのプレーは絶対出せないと思います。

恐怖の感情に押し殺されて、ベジータと同じく、震えて涙することでしょう。

実際、調子が悪い時のロナウジーニョは、調子がいい時に比べて、笑顔が少なかったです。

きっと、周囲の期待が大きくなり過ぎて、そのプレッシャーから失敗を恐れるようになってしまったことも、原因の1つではないでしょうか。

無条件にサッカーが好き。

無条件にサッカーが上手くなりたい。

これが、自己肯定感の高いロナウジーニョという選手です。

まだ、結果を残していなかった時代の日本代表ドリブラー

日本代表でも、物凄く良い例として、当てはまる選手が居ます。

「2018年ロシアW杯で1番活躍した日本人選手は?」

と聞かれたら、迷わずこの選手の名前が出てくるでしょう!

乾貴士 選手

※【写真:Getty Images】

ロナウジーニョでの説明と同じく、乾選手もワクワクの感情をベースにプレーしていますね。

試合中も笑顔が多い印象です。

自己肯定感が高い選手だと思います。

僕自身、学生時代に乾選手と練習試合で対戦する機会がありました。

めちゃくちゃ上手かったのは勿論ですが、

「サッカーをすること自体を、物凄く嬉しそうにプレーしているなぁ~!」

という印象が強く残っています。

しかし、当時の乾選手は横浜Fマリノスのサブチームとして、僕らとの練習試合に出ていました。

トップでの出場機会がほとんど無かった時期です。

そう、結果を残していない時期。

それでも、乾選手は腐らずに、むしろサッカーを楽しんでプレーしていました。

ベジータのように、他人(チーム内でのライバル)との比較ばかりに目線がいっていれば、楽しくプレーはしていなかったと思います。

アピールをすることだけに、必死になるはずだからです。

しかし、乾選手はサブでの練習試合で、真剣だけど、楽しそうにプレーしていました。

悟空のように自分の成長に焦点を当ていたので、サブでの練習試合でも、ワクワクの感情でプレーしていたのではないでしょうか。

試合に出れない=失敗

失敗→過程→自己肯定

これが乾選手です。

悟空と全く一緒ですね!

この自己肯定感の高さが、W杯での活躍に集約されているのではないでしょうか。

成功者の時間軸は逆だった!?

乾選手は、W杯で結果を残す前から、ワクワクの感情でプレーしていました。

悟空も、魔人ブウを倒す前から、常にワクワクの感情で強くなっていきました。

二人とも、大きな結果を残す前から、自己肯定感が高かったことが分かります。

ここに、大きなヒントが隠されています。

多くの人は、大きな結果を手に入れたから、ワクワクしていると勘違いしています。

時間軸が

過去→現在→未来

だと思い込んでいます。

しかし!!

悟空や乾選手のように、大きな結果を残した人達は、結果を残す前からワクワクの感情を持っていました。

時間軸が

未来→現在→過去

という流れになっています。

ベジータは、過去の功績にこだわりが強いため、時間軸が前者。

過去→現在→未来

悟空は、未来の強い自分を想像しているから、時間軸が後者。

未来→現在→過去

大きな結果を手に入れる人、成功者と呼ばれる人は、

時間軸が、未来→現在→過去なのです。

そして、この時間軸を実現するためには、自己肯定感が高いことが必要条件となります。

なので、サッカーで活躍するために

幸せな人生を送るために

自己肯定感がとても大切なのです。

現状の全てを受け入れることが、大きな一歩

悟空とベジータの比較で、自己肯定と自己否定の違いが理解できたかと思います。

また、それがなぜサッカー選手にも必要なのかは、ロナウジーニョや乾選手を例に、説明させて頂きました。

これからプロサッカー選手を目指すあなた!大きな結果を残したいあなた!

悟空や乾選手のように、大きな結果を残す前から、自分の成長に焦点を当てて、ワクワクの感情でプレーすることが、何よりも目標達成の近道です。

そして、それを実現するには、自己肯定感の高さが必須条件なので、まずは自己肯定感を上げましょう!

最後に、ベジータのこのセリフを紹介させてください。

「がんばれカカロット…おまえがナンバー1だ!!」

※『ドラゴンボール』42巻113p

ドラゴンボール至上最強の敵、魔人ブウと戦う悟空(カカロット)のこと認めて、応援するベジータ。

自分の現状を受け入れて、プライドを捨てたベジータの一言です。

この一言が、ベジータ自身の自己肯定感UPを示してしていますね。

そして、魔人ブウを倒す為に、元気玉を使うことを提案したのは、自己肯定感があがったベジータだったのです。

地球を救った、影の立役者はここにも居ました。

とてつもなく大きな一歩を踏み出したベジータ。

あなたも、ベジータのように勇気を踏み出して、一歩前に進みましょう。

きっと、大きな幸せが待っているはずです!

スーパーサイヤ人になりたい、脱サラ海外リーガー

大津一貴

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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